しばらく家事に専念し、外での仕事から遠ざかっていると、再就職の際に気になるのはブランクです。
数か月間のブランクならまだしも、子供を何人も出産して育児に追われているうちに気がついたら5年、10年と経ってしまっているケースもよくあります。
そうなってくると、昔の勘を取り戻せないとか、業界によっては今の流行に追いついていないとか、どんどん進化するパソコンの機能にもついていけない事態となり、自信を喪失してしまいます。
実際、派遣会社などでもブランクは3年くらいまでが許容範囲とか。
企業も即戦力を求めているため、ブランクは短い方が良いのは当然です。

では、すでに長いブランクのある主婦には再就職は無理なのでしょうか?
いいえ――主婦であった期間に得たものを、自分の強みとしてアピールしてみましょう。
言うまでもなく、専業主婦時代に取得した資格があれば履歴書に書けるでしょう。
海外赴任に帯同している間に語学を磨いたとか、育児の合間に通信教育で簿記の勉強をした人もいます。
趣味で始めたことでも、カラーコーディネーターやアロマテラピーといった資格もあります。
また主婦の暮らしに関わる料理や美容、掃除などの得意分野を生かした仕事を探すことも可能です。
具体的な資格はもちろんですが、PTA活動や地域活動、ボランティア活動なども、どのような役割を果たすことができるのかを見る重要な要素になります。
年齢を重ねることで様々な経験をしてきたことが、コミュニケーション能力のアップ、社会人としての常識や柔軟性を育んできたことと思います。
卒業したばかりの若い人には足りないヒューマンスキルがあることを前向きにとらえ、自信を持ちましょう。
案外自分では気がつかないこともあるので、家族や友人といった周りの意見も聞きながら、これまで培ってきたスキルを書き出してみるのも良いかもしれません。

ただ、長年にわたり自分のペースで家事をこなし、家族や友人といった狭い交流範囲で過ごしてきた主婦にとって、社会に再び出て働くということは、予想以上に大変なことです。
今までの生活サイクルを転換させられ、責任の重さや仕事と家事の両立という面でストレスを感じることとなります。
ブランク年数に応じた「リハビリ」も必要かと思います。
家族の理解と協力を得ながら、パソコンの使い方を再確認したり、関心のある業界の流行を調べるなど、少しずつ体と心を再就職へと持っていきたいものですね。