仕事を探すには、地元の求人情報誌を見たり、ハローワークやアルバイトのサイトで職を探す、派遣会社に登録するなど様々なアプローチがあります。

いきなり正社員としてフルタイムで働き始める自信がなければ、パートからでも良いのです。
子供が幼稚園に行っている間に、週3~4日の短い時間で始めた仕事でも、小学校入学と同時にフルタイムに切り替える、正社員になるなど、本格的に働き始めることも可能です。

正社員になりたい場合でも、人材派遣会社を利用するのもおすすめです。
「紹介予定派遣」という将来的に正社員になることを前提とした派遣の形もありますし、
大手の派遣会社は福利厚生も充実しています。
またスキルアップのためのセミナーや通信講座も豊富で、フォローアップの体制も整っているからです。
最近はSEや医療関係など専門分野に特化した人材派遣会社も増えており、複数の派遣会社に登録して、自分に合った担当者と条件や希望などを密に相談しながら仕事を探すのも有効です。

マザーズハローワークも子育て中の主婦を対象にしているので、子供を預けて仕事探しや職業訓練の講座を受けることも可能です。

また、友人や周りの人に仕事を探していることを伝えておくと、求人誌には載っていないようなポストを人づてに紹介してくれるかもしれません。
また実際に働いている人から、職場の実情を聞けることもあり、自分に合うかどうかの判断材料にもなるでしょう。

子育て中の場合は、子供が1歳になったら、保育園に入れたら、小学校に上がったら…などの人生の転機が、実際の求職活動へ踏み出すきっかけとなるでしょう。
ぜひ早め早めに一歩を踏み出すことをおすすめします。
なぜなら主婦にとっての再就職は、年齢が上がれば上がるほど、ブランクが長ければ長いほど、ハードルが上がっていくからです。
ですから、将来再就職をしたいと考えている人は、ブランク期間中にできるだけ就職に有利な資格を取るとか、細切れでも良いので空いた時間にパートや在宅で働くなど、仕事をする感覚を忘れないようにしておきましょう。
単発でも良いので好きな接客の仕事をする、ボランティアでも良いので通訳ガイドをやってみる、やりたい仕事像を明確にして資格取得に励むなど、前向きなブランク期間にしたいものです。
たとえ家庭の事情ですぐに再就職を望めなかったとしても、長い目で見ればPTAや地域のの活動なども取り組み方によってはスキルアップに繋がります。
ブランク期間中も常にアンテナを張って、チャンスを逃すことなく再就職につなげる努力を続けましょう。

結婚や出産を機に仕事を辞め、一度は専業主婦になったものの、社会とのつながりを求めて、または経済的な理由などで再就職を望む女性も多いはず。
そもそも女性の社会進出が叫ばれ、大卒女性の数も非常に多い現在、一度は会社を離れた女性たちの高い能力を眠らせておくのは社会にとっても損失です。
是非さまざまな形で有効活用したいものですよね。

主婦が再就職を考える時、正社員なのかパートなのか、まずは自分に合った働き方を選ばなくてはなりません。
やはり安定感を求めるならば正社員という雇用条件は魅力的です。
昇給やボーナスがあり、有給休暇も取れ、社会保険も付きます。
これから出産を考えている女性や、将来的に親の介護問題なども考えると、育児休業や介護休業が取りやすいことも重要なポイントです。
その代わり、社員としての責任は重大ですし、フルタイムでの勤務、時には残業を求められることもあるでしょう。
いざという時に対応できるのか、家庭環境を中心に自分の現状を把握しておくことが肝心ですね。

もちろん、正社員になりたい!と思っても、すぐに正社員として雇ってもらえるとは限りません。
年齢制限や同業種の経験・資格などの厳しい採用条件に、応募さえ見送る主婦の話もよく聞きます。
でも、ここで諦めないで。
職場によっては、パートで始めた仕事であっても、職場での活躍が認められ正社員になった例もありますし、派遣社員や契約社員から正社員に登用されることもあります。
社会との接点が少なかった専業主婦としての年月を考えると、まずは少しずつパートやアルバイトを経験することで勘を取り戻し、ゆっくりと社会復帰していくのもひとつでしょう。

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晴れて正社員になった場合も、常に自分のスキルアップを目指し、職場での良い人間関係を築いていくことが大切です。
兼業であれ主婦でもあるわけですから、パートナーの転勤・転職・失業、育児や介護などの突発的なアクシデントや中長期的な環境の変化などにも対応していかなければなりません。
困ったことが起きた時にも、快く仕事をサポートしてもらえる環境、周囲との信頼関係を日頃から作っておきたいものです。

会社にとって不可欠な人材であれば、在宅勤務や時短など、柔軟に対応してもらえることも正社員の魅力ですよね。

部長になった、とか、大きな契約を取り付けた、といった具体的な手ごたえでなくても良いのです。
周りの同僚から頼りにされる、家族の大きなイベントには有給休暇を取れる、ボーナスでお世話になった人に贈り物をするなど、小さな幸せを感じながら、仕事を続けていきたいものです。

育児休暇の制度が整備され、子育てや介護中の社員が時短勤務をできるなどの改革が進められていますが、実際は妊娠や出産を機に仕事を辞める人が大半を占めるのが日本の現状です。
公務員や正社員には認められる育児休暇も、非正規の労働者には認められていないことが多く、出産を機に辞めざるを得ない女性が多いのは事実です。
事実、非正規の労働者の場合、約9割が妊娠や出産を機に退職しています。
しかし、制度的に育児休暇を取得できる場合でも、「子供が小さいうちは家にいてあげたい」「育児休暇明けの事が心配」といった考えで辞める場合も多く、二人目の妊娠を機に退職する例も少なくありません。

このように一度は仕事を辞めて子育てに専念した女性が、子供が幼稚園に上がるのを機に、または就学年齢に達したなど、子育てが一段落して自分の時間ができた時、子供の教育資金や老後のために再び仕事を持ちたいと願うのは普通のことです。
これまでの経験や取得した資格を眠らせておかず、社会に還元できれば、経済活動も活発となり、将来の高齢者社会を支える一翼となるでしょう。

しかし、ブランクが長いほど再就職へのハードルは上がり、よほど専門的な高いスキルがないと高収入で華やかな仕事には就けません。
仕事を選ぶことはできず、掃除や工場での作業など、どちらかというと地味で自給の安いパートばかり。
子供が成長して、せっかく時間ができたと思っても、なかなか自分の希望通りに再就職できないのが現状です。

家庭の事情が急変するなど経済的困難に直面して、どうしても急いで再就職しなければならない場合を除けば、再就職の前に自分を振り返ってみましょう。
自分にとって家庭と仕事のバランスとは、人生の中で何を優先したいのか、本当にやりたい仕事なのか、始める時期は適当か、じっくり考えてみる必要があるかもしれません。
また家族の理解・協力は得られるでしょうか。
これまでやってきた家事・育児と同等なものを、家族も自分も望むなら、かなり仕事はセーブしなくてはならないでしょう。
子供の急な病気など、仕事中に困った事態が起きた時に、サポートしてくれる人はいるでしょうか。

うまく再就職できて働き始めたとしても、子供やパートナーに負担をかけていないか、家庭の事情を言い訳に職場に迷惑をかけていないか、心配なことは山ほどあります。
自分自身、家事や育児と仕事との両立に悩む事もあるでしょう。
本当に自分がやりたい仕事に巡り合えるとは限りません。
それでも、お母さんが頑張って働いている姿というのは、実際に職場を知らなくても子供にとっては誇りに感じるものです。
家族に応援してもらい、職場の人とも助け合える信頼関係を築いて、長く仕事を続けられると良いですね。

しばらく家事に専念し、外での仕事から遠ざかっていると、再就職の際に気になるのはブランクです。
数か月間のブランクならまだしも、子供を何人も出産して育児に追われているうちに気がついたら5年、10年と経ってしまっているケースもよくあります。
そうなってくると、昔の勘を取り戻せないとか、業界によっては今の流行に追いついていないとか、どんどん進化するパソコンの機能にもついていけない事態となり、自信を喪失してしまいます。
実際、派遣会社などでもブランクは3年くらいまでが許容範囲とか。
企業も即戦力を求めているため、ブランクは短い方が良いのは当然です。

では、すでに長いブランクのある主婦には再就職は無理なのでしょうか?
いいえ――主婦であった期間に得たものを、自分の強みとしてアピールしてみましょう。
言うまでもなく、専業主婦時代に取得した資格があれば履歴書に書けるでしょう。
海外赴任に帯同している間に語学を磨いたとか、育児の合間に通信教育で簿記の勉強をした人もいます。
趣味で始めたことでも、カラーコーディネーターやアロマテラピーといった資格もあります。
また主婦の暮らしに関わる料理や美容、掃除などの得意分野を生かした仕事を探すことも可能です。
具体的な資格はもちろんですが、PTA活動や地域活動、ボランティア活動なども、どのような役割を果たすことができるのかを見る重要な要素になります。
年齢を重ねることで様々な経験をしてきたことが、コミュニケーション能力のアップ、社会人としての常識や柔軟性を育んできたことと思います。
卒業したばかりの若い人には足りないヒューマンスキルがあることを前向きにとらえ、自信を持ちましょう。
案外自分では気がつかないこともあるので、家族や友人といった周りの意見も聞きながら、これまで培ってきたスキルを書き出してみるのも良いかもしれません。

ただ、長年にわたり自分のペースで家事をこなし、家族や友人といった狭い交流範囲で過ごしてきた主婦にとって、社会に再び出て働くということは、予想以上に大変なことです。
今までの生活サイクルを転換させられ、責任の重さや仕事と家事の両立という面でストレスを感じることとなります。
ブランク年数に応じた「リハビリ」も必要かと思います。
家族の理解と協力を得ながら、パソコンの使い方を再確認したり、関心のある業界の流行を調べるなど、少しずつ体と心を再就職へと持っていきたいものですね。

主婦が再就職を考えたとき、ブランクによるスキルへの不安は誰にでもあるものです。まずはスキルアップに繋がる様々な支援について見てみましょう。

東京しごとセンターでは、女性の再就職支援のため、様々なセミナーや実習が開催されています。
もちろん全国のハローワークでも、就職支援のための職業訓練が行われています。
とりわけ主婦向けのマザーズハローワークでは、子育て中の女性のために託児サービスがあり、子供を預けて安心して仕事を探したり、就職に向けた講座を受けることができます。
また再就職を目指して、派遣会社を利用する手もあります。
派遣会社に登録すれば、実際に仕事を始める前であっても、職場で必要なマナー、パソコンや語学などのスキルを磨く様々な講座を受けることができるのです。
日本女子大学ではリカレント教育課程という1年間の講座を開催し、女性が再就職に必要なスキルを身につけるだけでなく、求職から就職後のフォローアップまでを行っています。
社会人向けのリカレント講座は様々な大学で開催されており、生涯学習のほか、専門知識を学び直し、再就職に生かすこともできそうです。

主婦の再就職、とりわけ子育て中の主婦にとっては、自身のスキルアップ以外に気になるのは、子供の預け先になるでしょう。

保育園の空きがなく待機児童が解消されない問題は未だ解決されていません。
また、せっかく預けた保育園も子供が成長すればずっといられるわけではありません。
延長保育のある保育園に通わせていた子供が小学校に入学するとき、再び立ちはだかる「小1の壁」。
子供が病気になったらどうするのか?などなど、子育て中の主婦にとって再就職した後も、心配事がつきものです。
パートナーの協力が得られる、両親が近くに住んでいるなど、家族で解決できる場合は恵まれていると言えますが、核家族が多い現在、いざという時に頼れるところが必要です。
各地方自治体で進められている「ファミリーサポート」などの事業は、登録している支援者が一時的に子供を預かってくれるシステムです。
支援者が近所に住んでいることがこのシステムの強みなので、普段から利用して、子供も会員同士も信頼できる関係を作っておくと安心です。
病児保育が可能なシステムも広がってきています。
子供が病気になった時も預けられる場所があれば安心ですし、将来的には親の介護が必要となった時のサポートなども考えておきたいものです。

求人情報誌を見ているだけでも、資格を持っている人材を求めている会社が多いことがわかりますね。
ではどのような資格を持っていれば再就職に有利なのでしょうか。

税理士や行政書士、司法書士、公認会計士など難易度の高い資格はもちろんですが、宅建(宅地建物取引主任者)、社労士(社会保険労務士)、SE(システムエンジニア)なども少しくらいブランクがあっても重宝される資格です。
FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取り、家計や保険のアドバイスをする仕事を始めたり、社内の情報ネットワークを管理する社内SEとして雇われた主婦など、理系女子の活躍は主婦層でも広がっています。

また、医師、看護師、薬剤師、療法士などの医療・介護関係の資格は、高齢者が増えている日本では今後も求められる人材と言えるでしょう。
介護福祉士や医療事務、調剤薬局事務、介護事務、歯科助手などの資格であれば、比較的チャレンジしやすく、求人も多いのが特徴です。
主婦の経験を生かし、訪問介護ヘルパーなどの道もあります。

主婦の経験を生かす意味では、料理に関係した資格として調理師や栄養士に加え、ワインエキスパートや野菜ソムリエなどの資格も人気です。
趣味から始めたものであっても、ヨガインストラクターやインテリアコーディネーターとして勤務したり、子育て経験を生かして塾講師などの道もあるでしょう。
これらは実務経験が大事な仕事と言えるので、パートからでも着実に経験を積むのがおすすめの業種です。

経理の経験も優遇されますから、主婦業の合間に勉強して簿記検定を取っておくのも、経理関係の仕事を探す上では有利です。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)などもオフィスワークを望む場合は考慮に入れてもらえるでしょう。
語学関係の資格も併せて持っていれば、活躍のチャンスも広がります。

大型車両の運転免許や電気技術関係など、これまで女性が少なかった職種の資格も、技術面の向上や職場環境の改善により、今後は貴重な活躍の場になりそうです。

既に資格を持っている場合は、せっかくの資格を使わなければもったいないので、少しずつ実務を積めるような仕事を探したいものですね。
これから資格を取る場合は、資格を取る費用が莫大にかかってしまっては、なんのための再就職なのかわからなくなってしまいます。
費用対効果をしっかりと見極め、自分がなりたい将来の姿を考えながら資格取得を目指しましょう。

就職活動で、雇う側/雇われる側にとって面接は重要な出会いの場と言えます。
雇われる側は、実際に足を運ぶことで職場の雰囲気を垣間見たり、労働条件を確認するチャンスとなります。
同時に雇う側にも、会社にとって重要な任務を任せられる信頼できる人物かどうかを判断する機会なのです。
まずは見た目から――主婦生活が長く、だらけてしまってはいませんか?
当たり前のことですが、職場で働く女性にふさわしい恰好で気持ちも引き締めて面接へ向かいましょう。

学歴などから将来性を見込まれる新卒採用の面接とは違い、中途採用の場合は即戦力となるかどうかが問われます。
再就職を目指している主婦にとっては、仕事への熱意とともに、その職場の中で自分がどういった役割を果たせるのかをまずアピールしたいものです。
面接で必ず聞かれる志望動機では、これまでの経験とうまくリンクさせて答えることが大切です。
以前の職場での具体的な仕事内容や資格などとともに、ブランク期間中に経験したことも、うまく利用して長所にしましょう。
たとえば地域活動を通じて世代の違う人々の多様な意見を取りまとめてきたコミュニケーションスキルや、災害ボランティアなどを通じて学んできた危機管理能力など、一見会社の事業内容には関係なさそうなことでも、職場の人間関係の中で上手に他者と付き合っていくことは、どのような業種でも重要なポイントですからね。

また面接では、職場までの所要時間や残業できるかどうかなども聞かれます。
独身ではないので、無理をせず、きちんと正直に答えましょう。
子供がいる場合は年齢や、帰宅時間、子供が病気になった場合の対処法なども聞かれることになります。
前もって家族でよく話し合い、必要な場合は両親やファミリーサポートの支援を得られる確約を得てから、面接に臨みましょう。
面接に合格したいという気持ちだけで「残業もできます」と答えてしまい、後で不都合が生じては、職場にも家族にも迷惑がかかってしまいますからね。
できない旨を伝える時は、そのかわり朝の時間を有効に使う、集中して取り組むなど、前向きな姿勢を示すことを忘れないようにしましょう。

面接は受ける側にとっても、働き始める前にきちんと条件面の確認をするチャンスです。
弱い立場だと卑屈にならず、残業手当や有給休暇などの労働条件も再度確認してみましょう。
無理のない再就職こそが長く仕事を続けられるコツです。

主婦層にも人気なのはやはりオフィスワークです。
しかし、残念ながら一般事務と呼ばれるデータ入力、コピーからお茶くみまで、多くの事務職は、若い女性に限られていますよね。
年を取れば取るほど、一般事務で採用されるのは難しくなるのが普通のようです。
もちろん会社にもよりますが、一般事務で入社した若い女性が寿退社なり出産を機に退社する風潮のある会社は、また新たに若い新卒女性で補充するので、主婦の再就職の対象ではありません。

しかし、経理や金融事務、営業事務、英文事務など専門性の高い事務職であれば、経験を買われて採用される可能性が高くなります。
経理関係を志望するならば簿記を勉強する、英語を使う事務ならばTOIECで850点は取るなど、ブランク期間にできる準備はしておきましょう。
近年は中国語などアジア系の言語ができる事務員が重宝される会社も増えているようです。
また金融や保険関係の会社も、経験者を求める傾向がありますから、諦めずに勉強し直すと良いでしょう。

20代、30代であれば受付や秘書業務など、40代以上ではテレフォンオペレーター関連の事務職も人気です。
人と接するのが好きだったり、よく気のつく人、電話応対が得意な人に向いている仕事と言えるでしょう。

また最近、需要も高く、人気なのは医療関係の事務です。
医療事務、調剤薬局事務、介護事務などは資格があれば有利なので、準備期間に資格取得を目指しましょう。
医療関係はブランクが長いと、診療報酬の制度が変わったり、使用している入力システムが異なっていたりするので、経験者も日々新しい情報にアンテナをたてるようにしたいものです。

以上のように、事務といっても幅広い内容があり、求人も少なくありません。
エクセルやワードといったPCスキルは持っていて当然。
その他に自分の強みをアピールできると良いですね。
ただ座ってパソコンと向かい合っている事務だけでなく、荷物の運搬など軽作業を求められても体力には自信があるとか、外国語にも気後れしない、クレーム処理など電話応対には自信があるなど、職場の特徴に応じた長所を打ち出したいものです。
経験者が優遇される場合が多いとはいえ、大切なのは、未経験の仕事でも学ぼう、覚えようとする前向きな姿勢です。
仕事を始めるからには自分より若い上司も普通にいます。
常に教えてもらう、勉強してスキルアップにつなげるという考えで、仕事に就きましょう。
ただ言われた事務をこなすのではなく、主婦の経験で得られたヒューマンスキルによって、職場の雰囲気をより良いものにして、同僚からも信頼され必要とされる存在となりたいものです。

「子育てが一段落したから」「不景気でパートナーの給与だけでは不安」「教育費や老後の資金のため」など、様々な理由で再就職を求める主婦は増えています。
「アベノミクス」を標榜する政府も、女性が活躍する社会を目指し、様々な政策を打ち出してきました。
大きな会社は社内に保育所を設けたり、育休中は時短勤務が認められる、男性も育休を取得できるなど、子育てと仕事を両立する地盤も作られています。
しかしながら、一度仕事を辞め、主婦となった女性には、なかなか厳しい現実が待ち受けていると言えます。

特に子供がいる主婦の場合、両親共に仕事に就いていなければ子供は保育園に入れませんし、きょうだいが同じ保育園に入れるとも限りません。たとえ求職中に子供を預かってもらえたとしても保育園の条件通り3ヶ月以内に仕事に就ける保証はありません。
また子供が急に熱を出し、保育園を休まなくてはならなくなった、もしくはすぐにお迎えに来て欲しいと言われたら、誰が仕事を代わってくれるのでしょう。
あるいは誰が、病気の子供の世話をしてくれるのでしょうか。

子供の病気以外にも、学校や習い事の送迎、親の介護なども担っている主婦にとっては、再就職しようにも、土日祝は休み、時短、残業なし、できれば長期休暇や学校行事には休みを取りたい…など、希望を述べればきりがありません。

反対に、企業にとってみれば、若くて体力もあり、残業や出張もできる人の方が使いやすいのは事実です。
特に小さな職場では、急に休まれたりすると職務をカバーできる人材が十分ではありません。
そういった事情から、ブランクが長くて子供もいる主婦は、どうしても敬遠されてしまいます。
実際に採用されるまでに大きな壁が立ちはだかっているのです。

その壁を打ち破って仕事をするには、何が必要でしょうか。
ブランクが長くても採用したいと思わせるだけのスキル――宅建やFP、簿記などの資格、DTPやCADが使えるなど特殊な能力を持っていると有利です。
保育士や介護関係の資格も重宝されるでしょう。
また子供がいても、病児保育やファミリーサポート、両親の手助けが得られることを伝え、仕事に穴を開けないことを約束できれば、ハンディを乗り越えることができるはずです。
パートナーをはじめとする家族の理解と協力なしには、主婦が再就職することは容易ではありません。
短い時間で効率よく仕事も家事もこなしていく力量が、主婦にはもっとも必要なスキルかもしれませんね。

ブランクのある主婦でも高収入を狙える職種は何でしょうか。
派遣会社の求人情報などを見ると、IT関連の仕事は収入が高いものが多くなっています。
システムエンジニアとしてソフトウェア開発やネットワークの構築・運用業務などを担うには、専門性の高い知識が必要なので、SEは重宝されるようです。
さらに英語を使用して海外とのやりとりができると活躍の場も広がります。
またDTPデザイナーやWebデザイナー、CADを使用した設計なども、経験があればブランクを問わず採用される傾向があり、収入も高いようです。
速いスピードで技術が進歩していく分野なので、常に新しい情報を入手し、自分のスキルアップに努めると同時に、新しい職場のシステムに早く慣れることが重要ですね。
実験や研究開発など、理系女子向けの職種は収入の面でも魅力的です。

人気の高い語学関連で言えば、通訳業務ができるレベルに達していれば、高収入が見込めます。
海外との取引先などとのテレビ電話会議など、近年は海外出張に行かなくても、在宅でさえも仕事になるのが強みですね。
また通訳ガイドなども、資格を取るのは難しいのですが、訪日外国人が増えている現在、需要も見込めるのでおすすめです。

高齢者が増え、医療・介護関係の資格を取得する人も増え、また求人も多くなっていますが、収入面で言えば、やはり看護師が安定して高収入を得ています。
看護師の資格を持っているならば、ブランクがあっても再就職して資格を役立てたいものですね。

以上のように、もともと持っている資格や経験があれば良いですが、たとえ宅建や行政書士のような資格を持っていても収入に反映されるとは限りません。
就職先を見つけるには有利な資格であっても、介護関連など肉体的にきつい割に収入は高くないなどの問題もあります。
自分が思い描いているような高収入が約束されないのであれば、起業や独立を考えてみましょう。
行政書士や税理士は勤務するよりも独立した方が収入が期待できるかもしれません。
ネイルアーティストやアロマテラピーなどの資格をうまく活用して個人サロンを経営し、成功する人もいるのです。
起業は自分のペースや力量が直接収入に結びつくぶん、納得できるはずです。

また高い収入を求めるばかりではなく、まずは何のための再就職なのかもう一度考えてみましょう。
生活に困っているから働くのか、家事や育児以外に自分の世界を持ちたいのか、やりたい仕事があるのか、などなど、再就職の目的をきちんと見極めることで、収入とやりがいのバランスが取れるものなのかもしれませんね。